ウェブサイトを運営していると、URLの一部である「スラッグ」をデフォルト設定の日本語で設定することがあります。しかし、これらの日本語スラッグを変更した際、適切にリダイレクトを設定しないと、訪問者がエラーページにたどり着いてしまうことがあります。この記事では、初心者の方でもわかりやすく、日本語スラッグのリダイレクト方法について解説します。
まず、スラッグについて簡単に説明します。スラッグとは、URLの末尾に位置する部分で、ページや投稿の識別子として使われます。例えば、https://example.com/hello-world
の「hello-world」がスラッグです。日本語のタイトルを持つページでは、スラッグも日本語になることがあります。
日本語スラッグは、ブラウザ上ではエンコードされて表示されます。例えば、「こんにちは」というスラッグは、%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%AB%E3%81%A1%E3%81%AF
のように変換されます。このエンコードされたURLは、見た目が複雑でわかりにくく、リンクの共有やSEO(検索エンジン最適化)の観点からも課題があります。
スラッグを変更すると、以前のURLにアクセスした際に「404エラー」(ページが見つかりません)が発生する可能性があります。これを防ぐためには、古いURLから新しいURLへのリダイレクト設定が必要です。適切なリダイレクトを行うことで、訪問者はスムーズに新しいページに移動でき、SEOの評価も維持されます。
リダイレクトには主に以下の2種類があります:
WordPressを利用している場合、プラグインを使うことで簡単にリダイレクトを設定できます。以下に代表的なプラグインとその使い方を紹介します。
/こんにちは
)/hello-world
)サーバーの設定に詳しい方は、.htaccessファイルを編集してリダイレクトを設定することも可能です。ただし、誤った編集はサイト全体に影響を及ぼす可能性があるため、バックアップを取るなど慎重に行ってください。
Redirect 301 /%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%AB%E3%81%A1%E3%81%AF /hello-world
ここで、/こんにちは
の部分はエンコードされた形式で記述します。リダイレクトを設定したら、実際に古いURLにアクセスして、新しいURLに正しく転送されるか確認しましょう。また、Google Search Consoleなどのツールを使って、クロールエラーが発生していないかチェックすることも重要です。
日本語スラッグを変更する際には、適切なリダイレクト設定が欠かせません。特に、WordPressを利用している場合、プラグインを活用することで簡単にリダイレクトを設定できます。訪問者の利便性を高め、SEOの評価を維持するためにも、リダイレクトの設定を忘れずに行いましょう。
参考URL: 日本語スラッグのリダイレクト方法