介護事業を成功に導くためには、適切な経営判断とサポートが欠かせません。今回は、介護業界での経営改善を図った具体的な事例をご紹介します。この事例を通じて、売上アップや事業の継続に向けた重要なポイントをお伝えします。
今回ご紹介する事業者様は、有料老人ホーム、訪問介護、訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所を運営されており、総勢40名の従業員が働く介護事業者様です。多岐にわたる介護サービスを展開し、地域社会に貢献している事業者様ですが、事業開始から3年が経過した段階で、売上が横ばいの状態が続いていました。
この事業者様は、売上アップを目指して、私たちに経営診断を依頼されました。あと200万円の増収で黒字転換が見込まれる状況でしたが、なかなか売上を伸ばすことができないというお悩みを抱えていらっしゃいました。
私たちは、運営面と財務面の両方からアプローチを行い、事業者様に対して以下の提案をいたしました。
運営面:人員配置の最適化と活動強化策を提案。より効率的な人材活用を図り、業務の効率を向上させることで売上増加を目指しました。
財務面:人員整理と取引先の見直しを提案。経費削減を図り、財務状況を改善するための具体的な方策を提案しました。
経営者様は、私たちの提案を受けることなく、自力で2~3ヶ月以内に黒字転換を目指す決断をされました。しかし、3ヶ月後にコロナ融資の返済が始まり、資金繰りが悪化。売上は伸びず、従業員の給与や社会保険料の未払いが発生し、再度私たちに相談がありました。
私たちは、介護サービスの継続と従業員の雇用を守るために、事業譲渡の道を提案し、実行に移しました。また、オーナー様には新しい勤務先を紹介し、現在はご家族とともに安定した生活を送られています。この事例は、適切なタイミングでの支援が事業と生活を守ることに繋がる一例です。
この事例から、介護事業の経営には、的確なサポートと柔軟な対応が必要であることがわかります。事業運営にお困りの際は、ぜひ私たちにご相談ください。安心して事業を続けていただけるよう、テオ株式会社が全力でサポートいたします。